2015年8月8日土曜日

フェザードフレンドクラブ第2回 ブナ林散策とバードコール作り


野鳥観察のフェザードフレンドクラブ、第2回です。
牛岳頂上近くの駐車場まで車で登り、ブナ林を下りで散策しました。

晴れているものの、あいにくの霧に包まれ山の下が見渡せません。
 

こどもたちは早速虫取りをしています。

頂上の休憩所で、解説をしていただく日本鳥類保護連盟会員・
富山県ナチュラリスト中林幽香子さん(左)よりご挨拶をいただきました。
右側はこども園の伝説の園長藤井さんです。 


林の中を歩いていると、木に巣穴を見つけました。
コゲラらしき鳥が幹を叩く、軽快なドラミングの音も聞こえました。

中林さん
「ケラやキツツキたちは、とても強く木を連続してくちばしで突くのだけど、
頭がクラクラしたりはしないのはなぜだかわかりますか?
3点支持といって、足と尾羽の3点でしっかりブレないように、体を支えているんですね。
だから、脳しんとうになりはしないの。」

録音してある鳥の鳴き声をきかせてもらいました。 
「鳥の鳴きまねをして鳥がやってきたとすると、それはね、縄張り争いなんですよ。」
「え~、仲間がいるのを知っておともだちになりたくて、じゃぁないのか・・・」

ブナ林の日影が涼しいです。

中林さん
「黒い苔のあとが、幹についているのがわかりますか?
冬にはそこまで雪が積もっていたというあとなんですよ。」


中林さん
 「ブナ は何トンもの水を溜めるので、自然の貯水層のようなものなんですよ。
雪どけ水を吸い上げて、400年から500年経つと倒木し、
水は山を下って富山湾へ流れ込み、
自然のいけすと言われる漁場をつくり、
それがまた蒸発して雨雪になって山へ戻ってきて・・・
豊かな生態系をはぐくんでいるんですね。」

まん中と左側がブナの葉、右がそれ以外の葉です。
中林さん「ふちの切込みがないでしょう。くぼみを伝って、木の枝から幹へ根元へと、
水を上手に集める形をしているんですよ。」
中林さん 
「しかし、ブナは橅、木に無と書くんですね。
人間が加工する歴史では、あまり使いようのない木だったようです。」

藤井さん 
「世界遺産となった白神山地などのおかげで、
いまでこそブナ林の良さが広く認められているけれど、
昔はブナ林が自分の土地にあるというのは、
役に立たない土地、はずかしいという認識だったそうです。」

参加メンバー・兼崎さん
「木を切って伸びた跡がありますね。薪には使われていたのかもしれませんね。」



一休みしていると、こどもたちはクロモジの木を削って工作をはじめました。
いい香りです。

バードコールも作りました。
枝を拾ってきて、切って、穴をあけて、金具を入れます。

いい音で鳴くのが楽しくて、替え用に木の部分を何本も切り出した子もいました。
帰り道はたくさんのバードコールの鳴く音が聞こえました。

頂上まで戻ってきて、中林さんの持参してくださったスイカをみんなでいただきました。
ありがとうございました。

頂上の神社でポーズ!
晴れていればこちらは富山平野・・・
こちらは砺波平野が見下ろせるのです。

バードコールはなんとなくそばにあると鳴らしたくなってしまう、不思議なものですね。
木の手触りも気持ちいいです。



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2015年8月5日水曜日

森カフェ・流しそうめん


高岡市西広谷で流しそうめんをしました。

自治会長・空さんのご協力で竹をとります。

倒れた竹にくぐってはしゃぐこどもたち。
夏休みだから、おにいちゃんおねえちゃんたちも一緒です。

 竹を運ぼう、よーいしょ、よいしょ!

半分に割って、節をたたいて抜いて、サンドペーパーで削ります。

 つゆを入れる器にする部分も切ろうね。ギコギコ・・・

ナタで細く割って、サンドペーパーで削って、お箸も作りました。
どんな太さが使いやすいかな?
削っているとなんだかはまってきます。

竹を組んで、山からの水をひいて、流しますよー!






流れるって、楽しい。
そうめんのほかに、チーズやゼリーやトマトや白玉も流れました。

 空さんがイノシシ肉のバーベキューもしてくださいました。
ありがとうございました!


流しそうめんを堪能した後、
小学生の男の子たちはパンツで浅い川に入って遊んでいましたよ。




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